今回の業務
7:00〜12:00 主に収穫と草取り
6:50から朝礼をし、業務は収穫から始まります。ビニールハウスで収穫するものは時期、日によって変わりますが、今回だと小松菜、ネギ、水菜等を刈ります。刈る体勢が定まらず腰を痛めたこともありました。そのあと、空いているビニールハウスのそうじをします。そうじは、草取りをすることです。地道な作業ですが、これが有機農業にとって最も重要なことだそうです。振り返るとまっさらになっていて、成果がすぐ目に見えるのは爽快で草取りのいいところです。
そろそろ日が昇り、暑くなってくる頃には、約3時間の屋外作業を終えます。午前中は、本当に時間が過ぎるのが早いです。作業場に戻ってくると、休憩時間です。休憩では、お菓子や飴ちゃん、飲み物を頂けて小松ファームさんの皆さんと雑談できる時間でもあります。次に、今日収穫した野菜の調製、出荷作業をします。12:00からは1時間の昼休憩です。昼食でお弁当やおにぎり、カップラーメンなどを持っていくといいと思います。箸を忘れずに!あと、必要であれば水筒も。
13:00〜16:00 主に野菜の調製
昼休憩を挟んで、ピーマンのヘタ取りや葉物の調製と秤を使った重さ調製をしました。ひたすら同じことの繰り返しですが、小松ファームさんで働いた三日間で、周りにいるベテランさんの手さばきを見よう見まねでやり、素早くできるようになる成長が自分自身とても感じられました。この業務で終了の時もありましたが、このあと露地で草取りをすることもありました。個人的に、昼顔という雑草を抜くのがとても快感で、永遠にやれるなと思います。
驚いたこと
有機農業において、私はここまで手作業が多いのかと驚きました。本当に手間がかかっていると思います。その日収穫したものをその日に出荷準備することにも驚きました。やはり有機だから野菜の鮮度を考えるとなるべく早いほうがいいのだと納得しました。だからこそ、農業に休みはないのだなとすごく実感しました。また、葉物の調製をするときに出る廃棄される野菜の量にとても驚きました。もったいないと思ってしまうのですが、野菜の水分量の関係でたい肥にできないこともあるらしくきれいごとだけをいっていられないとつくづく思いました。
大切なこと
やっぱり何年もやっている人に比べると作業スピードは劣ってしまいます。だけど、そのままにせずどうしたら効率よくできるのかというのを考えながら、もしくは聞いたり見たりして改善策を試してみることが大切だと思います。
必要なこと・もの
農作業するのに必須なのが、日焼け対策です。帽子(私はキャップでしたが、ハットの方がカバー面積が多くおすすめです。)はもちろん、日焼け止めやアームカバーなどがあるといいと思います。
※これは余談ですが、小松ファームさんにはタイ人の女性が三名いらっしゃいます。日本語が上手な方はもちろんいらっしゃるのですが、タイ語が少しでも分かったり、しゃべれると盛り上がるのかなと思いました。
この職場があることで
短い期間ですが小松ファームさんで働いて、小松ファームさんは本当に自らの完全有機農業を自信をもってやっている印象を受けました。私たちの受け入れも快く行ってくれていて、私たちの他にも外部から有機農業を学びに来ている人もいたり、実際に小松ファームさんで研修をして農家になっている人もいたりして、弥栄において小松ファームさんの存在は有機農業の推進や宣伝に一役以上も買っていると思いました。