2024.9.12 やさか共同農場

今回の業務

共同農場さんは、毎回同じ作業を同じ順序でやるよりかは、毎回その時に合ったことをやる感じでした。だから、あまり午前と午後というルーティン形式はふさわしくないのですが、大まかに分けたのでご了承ください。

7:00〜12:00 主に収穫と調製

ハウスマスターの吉田さんが共同農場さんで働いているので、シェアハウスから共同農場までは一緒に車に乗って通勤しました。共同農場の業務は、朝7:00から始まります。共同農場は、野菜の他にやさか味噌やトマトジュース、甘酒、ポップコーンを作っていて、私たちは農業を体験させてもらいましたが、他の商品に携わっている方がたくさんいるんだろうなと思います。

では、作業はまず小松ファームと同様、収穫からです。私たちが共同農場の三日間で収穫させてもらったのは、小松菜と枝豆です。枝豆は収穫した後、脱きょうします。この作業は、本当に集中力が求められます。ひたすら流れてくる枝豆を選別するので、シンプルな作業ではあるけど、機敏な手さばきが重要になります。脱きょうした枝豆は調製室で、決められたグラムに測って袋詰めします。小松菜など葉物類は、収穫したら調製室で下葉、外葉、傷んでいる葉、虫食い葉を取る作業をします。

また、有機農業で一番大事な草取りは決まった時間帯でやることはなく、いつでも必要があれば行っていきます。草取りは、空のハウスの片付けでやることもあれば、まだ収穫時期でない野菜の周りに生えている雑草(特にスベリヒユ)を取ることもあります。コオロギなど虫とたくさん遭遇することがありますが、だんだん慣れていきます。(私は大きい蜘蛛だけは慣れることができませんでした…)10:00になったら30分休憩があって、そのあとは作業の続きをして12:00から1時間の昼休憩があります。共同農場さんでも、お昼ご飯は持参するのがいいでしょう。

13:00〜16:30

収穫、調製以外にも、ハウスの種まきと水撒きを体験させて頂きました。種まき機を操縦するのですが、これがとても難しかった!力を入れすぎないようにしたいのですが、曲がった方向を直そうとして力を過剰にかけてしまい、結果的にくねくねになってしまいました。また、上記にもあったように共同農場では、味噌を作っている味噌工場があって、そこを見学させてもらいました。作業はもう終わった後だったのですが、味噌づくりの過程や貯蔵庫などを見せてもらい、とても貴重な体験をしました!

驚いたこと

有機農業に欠かせない、たい肥についてたくさんの驚きがありました。まず、共同農場では廃棄の野菜の部分を余すところなくすべて堆肥にしてしまうところにビックリしました。堆肥になるまでの過程を実際のものを見せてタイムラプスみたいに説明してくださって、最初は本当に野菜や米殻などの原型が残っているのですが、最終的にはもう土のようになって、この変わり様にとても驚きました。しかも、野菜だけでなく原木も堆肥にできるみたいで、本当に自然は循環しているんだと壮大さが分かったし、有機農業の大事な土壌作りの仕組みを知れてとても嬉しかったです。

大切なこと

共同農場では、一つ一つの行動に意味があるのだということを三日間を通して教わりました。例えば、収穫した野菜に袋をかぶせるのはなぜなのかとか、配送のことを考えて長めに茎をカットするとか、コンテナの裏に土がつかないようにコンテナは引きずらないなど、良い意味でいちいちこの行動をする意味・理由を知ると、知らないときとではやはり意識が違うので毎回の学びを大切にしてほしいです。

必要なもの・こと

調製の時に、必ず帽子は必要なので持っていくようにしてください。また、調製室とハウスは軽トラで移動する程に、ある程度距離が離れているので、飲み物を各自持っていくのがおすすめです。

あとは、一緒に働く方たちの名前は最初に会う時に名前を伺うので、覚えられる限り覚えた方が得だと思います。

この職場があることで

共同農場の存在は、有機農業を推進する弥栄にとってとても大切なものだなと思います。共同農場さんの商品は、すごくバラエティーに富んでいて同じやさか味噌でも数種類あります。でも原材料はすべて国産であることからブランド性が高い商品であることは間違いなくて、外の人が有機農業、そして弥栄の認知に欠かせないのが共同農場さんの皆さんの弛まない努力の結晶なんだなと思います。

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