今回の業務
1日目の午前中は、小松菜・ミニトマト・ナス等を収穫して枝豆の脱莢機のヘルプをするといった業務でした。脱莢機といっても完全自動化ではなく、枝豆を投入する人、大量に流れてくる枝豆の品質を3秒くらいで判断して悪いものは弾く人など、それなりに人員を要します。
午後からは、加工場に移動して有機トマトジュース用の1トンのトマトを3人がかりでひたすら洗いました。汚れが付いているものやヒビ割れがあるものなどは弾いてから、その部分はカットして使用します。腰と首が痛くて大変でしたが、この細やかな一手間があることで美味しい有機トマトジュースが出来上がるんだなと感じました。
2日目の午前中は、パクチーの収穫と草刈り、その後は9時から16時まで加工場で昨日洗ったトマトをジュースにする工程を体験しました。トマトがトマトジュースになるまでの簡単な過程は、
- 機械でトマトを潰して皮と種を除く
- 沸騰させる
- 充填する
- 密封する
- 加熱殺菌
という感じです。
出来立ての熱々のトマトジュースを試飲させてもらいましたが、甘味料系の独特な甘みはなく、トマト本来が持つ自然の甘みもありつつ、さっぱりしてて本当に!本当に美味しかったです。
驚いたこと
やさか共同農場に多くの外国人技能実習生がいることです。弥栄は山奥にあって農場はさらに山奥にあるので、こんな僻地に彼らがいることに驚きました。農業を担う若者が減少しているということも耳にしますが、農業は人の手があってこそ成り立つ職業だと思うので、彼らのパワーが追い風になっている部分が大いにあるんだろうなと思いました。
この職場があることで
弥栄の多くの方が「弥栄は農業の町」というように、農業を生業としている共同農場さんは地域の方の誇りだろうな、と感じました。また共同農場さんは、有機野菜を出荷するだけでなく味噌・塩麹・トマトジュースなどの加工商品も幅広く製造しているので、弥栄自体の認知度向上にも繋がっていると思いました。