いわみ体験に参加した理由:田之上さん

いわみ体験に出会うまで

いわみ体験に参加した理由は、大学を休学中の私にとって条件が良い制度だったからです。

詳しく話すと、6月4日から8月1日まで北海道で地域おこし協力隊インターンとして活動をして、8月30日からまた北海道で活動をする予定なのですが、そうなると8月丸々暇になってしまいます。地元の大阪のホテルでバイトをしているので、そこで働き詰めの毎日を送ることも考えたのですが、休学までしてるのにいつでもできるバイトをするのは無駄だなと思い、インターンを探し始めました。でも実際は、短期間且つ農業をしたいという希望に合う制度はなかなか見つからず、やっぱ無理か〜と思っていた頃にインターネットでnoteに掲載されている「いわみ体験」を見つけました。

参加するまで

2週間から可能とのことだったのですぐに(6月12日)noteのエントリーフォームから応募をしました。面談の日程調整付きのレスポンスが2日後で、その日の内に面談日が決定し、応募してから1週間後にオンライン面談となりました。

実際、誰と面談するのかは分からないまま面談に臨んだのですが、蓋を開けたら6名ほど画面越しにいて正直びっくりしました。でも私自身は緊張するというより、いわみ体験が決まらなければまた職探しが始まるという焦りがあったので、スラスラ話せた記憶があります。そして合否は面談の1週間後にメールで通知していただき、無事採用という形になりました。さらにその1週間後に担当者の方とメールで具体的な日にち等をやりとりしたのち、私はスケジュールの関係で参加できませんでしたがいわみ留学生向けの研修(オンライン)があったみたいです。それを経て弥栄に向かう1週間前に受け入れ先の方と当日の送迎の件や、気になることや分からないことを相談しました。

そして遂に、長々と書きましたが、8月4日に弥栄町に到着するという流れになります。

弥栄町での生活

大阪から弥栄町に来る前に、留意点として弥栄町が山奥にあることや、観光スポットがほとんどないという点が挙げられており不安もあったけど実際来てみるとその心配の必要はなかったです!

https://yasaka-commons.com/guide

景色

そしてなんといっても景色が綺麗。大阪の中心部は高い建物ばかりで人でごった返しているけど、弥栄町はその真逆。青空と、白い雲と、新緑の田んぼが一面に広がっていてずっと見ていられる景色。お昼の日差しが強い時も、夕方の日が落ちて気温が下がりかけの時も、いつ見ても癒される景色。地元の方は見慣れた景色かもしれないけど、大阪出身の私からみたらかなり新鮮です。仕事が終わった夕方ごろに、その景色を見ながら畳の上で虫の鳴き声を聞き、お昼寝をする瞬間が本当に幸せでした。何もないようで、弥栄町自体の風景こそが財産だと思いました。

イベント

私が弥栄に来た8月は、やさか表現大学、盆踊り大会、弥栄ふるさと夏祭りなどイベントが盛りだくさんでした。やさか表現大学とは、地域内での学びの場作りや新たなコミュニティの開拓を目指して、農作業やカメラの技術を、地域の達人が講師となって大学のゼミのような形式で月に1回開かれているイベントのこと。8月の回は夏野菜を収穫してそれを使用してBBQをするというものでした。たくさんの方と交流できて尚且つ美味しいお肉や野菜を食べられて楽しかったです。

https://university.cv-yasaka.com/

いわみ体験を経て

今回のいわみ体験では、ふるさと体験村(ふるさと体験村での勤務はこの体験記をひたすら記していました)・共同農場・小松ファームの3箇所の事業所でお世話になりました。

今回の1番の目的である農業を短期間ではありますが、体験できたことは本当に良かったと思っています。農業と言えば「収穫」のイメージも大きいですが、害虫に苦戦したり、雑草を刈ったり、天候に左右されたり、収穫に至るまでたくさんの苦労があって成り立つものだと学ぶことができました。また収穫だけがゴールではなく、野菜の良し悪しの判断、袋詰め、出荷、そして消費者に購入していただき美味しく召し上がってもらうまでがゴールなのだと知ることができました。

そして仕事以外のプライベートでは、家に呼んでいただき夜ご飯を一緒に食べたり、飲み会をしたり、BBQをしたり、本当に充実していました。弥栄町に来てから多くの方に「なんで弥栄を選んだの?」と聞かれますが、場所で選んだというよりかは条件で選んだことは事実ですが、大阪にはない綺麗で澄んだ景色や温かく優しい方々に恵まれて、弥栄町に来れて本当に良かったです。

思い出に残る2週間になりました!ありがとうございました!

-いわみ体験